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「フードリサーチ」2009年3月号より
積極的企画で不況打開を計る


今年は「逆チョコ」が話題になった。女性はバレンタイン時期に「誰かにチョコをもらいたい」と思っているのだという。

昔々、モロゾフ(株)の松宮専務(後に社長)から「チョコレートの販売促進プラン」の相談があり、バレンタインデーに関係のある一連の“物語”を調べて、チョコレートメーカーが販売促進に使える“話”を集めることになった。

当時、矢野経済研究所の課長をしていた秋坂洋三郎氏に相談して、ヨーロッパへ「チョコレート視察団」を食品研究社が企画、松宮氏を団長として派遣することになった。
秋坂氏とは、ヨーロッパでのチョコレート事情を調べてきて、帰国後に「報告会」と「写真展」(東京・松坂屋)を開くことで私の代わりに諸事面倒をみてもらうことにしたのだが、これが当社の海外視察団の始まりとなった。

このあと、モロゾフ、メリーなどは、宣伝による市場の拡大についての姿勢を確立し、各種行事への積極的取り組みが始まったし、バレンタインデーを先頭に、年間の主なイベントのスケジュールが充実してきた。

食品研究社は、展示会への積極的取り組みをはじめ、子会社として設立した(株)健康産業新聞社の「国際健康産業展」を晴海会場で、当社の「自然健康ほんもの食品展」とともに開催し、業界対象の販促のための展示会のハシリとして評価された。

昭和39年の設立から45年、その歴史の中で、漬物・惣菜への関わりが最も深く、自然・健康食品、薬膳などから、海藻、海洋深層水、一方ではアメリカ大豆を中心とした大豆食品開発研究会など数々の研究会の主催・運営に手を広げた。また漬物技術者会議からはじめた「つけもの大学」などは150回をこえた。

いま、時代の一大事の中で、あえて積極的な企画による“打開策”を練る時だ。

食品研究社 社長 園田 昭司