不況に加えて、「新型インフルエンザ」の感染で、世の中は大変な様相を呈してきている。マスクがよく売れて、品切れという店が続出しているという。
こんな時に売れる食品に梅干がある。他人の不幸で金もうけをするなという考え方もあるが、現在流行しているインフルエンザを手っ取り早く予防するために、梅干、梅漬、わさび漬、辛子漬、酢漬漬も含めて、漬物業界、漬物会社は、「大さわぎ」をしてもよいのではないか。こういう時こそ、漬物の持つ健康効果を広く知ってもらい、インフルエンザ感染に立ち向かう食品として漬物の力を活用してもらいたい。
「インフルエンザには梅干」「予防に酢漬」「辛子漬で、わさび漬で健康を」と強く全国の漬物業者が力を合わせて呼びかけるべきではないか。
漬物業界には全国にたくさんの業界団体があり、また有力企業も多い。そのうちの幾つかでも、「漬物でインフルエンザに立ち向かおう」と声をあげれば、世の中の役に立ち、日本人の健康を守る一助として漬物の効用への理解も深まる。
漬物の中でも、特に、梅干、梅漬、からし漬、わさび漬は、健康保持に役立ち、風邪にも効用があると古来から云い伝えられてきた。好機到来というのは言い過ぎかも知れないが、この際、その“知恵”を生かしたい。
これだけ“感染”を心配させるインフルエンザは近年珍しい。関西を中心に感染が広がり旅行者の足も大きく止められた。修学旅行にもブレーキがかかり、中・高の休校など騒ぎはますます大きくなっていく一方だ。
今回の特徴は高校生を中心に子供たちへの感染が心配されていること。この点は、これからどう変化するかわからないが、このさわぎの中で漬物など日本の伝統的食材の効用に目が向けられれば、不幸中の幸いということになる。
食品研究社 社長 園田 昭司
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