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食品界漫歩

フードリサーチ」2006年7月号より

お中元、贈りものの季節

関東では7月、関西では8月。お中元の季節がやってきた。贈りものの季節でもある。

20年前、私はラッピングコーディネーターを認定するラッピング協会を発足させた。 贈りものを包む技術を教え、その資格を得た人を「ラッピングコーディネーター」として世の中にラッピングを普及する団体 「ラッピング協会」をつくり、今では全国に1万人のラッピングコーディネーターがさまざまな所で活躍している。

なぜ、ラッピング協会をつくったのか。理由はいくつかある。

リボンや紙などを売っている企業が社員にラッピングを教えて店頭でサービスさせていたが、年齢があがると退職する。 この人達の中で優れた人を“先生”にした。しかし、これはむしろ“結果”だ。

実は、本誌がお世話になり、読者としても多かった漬物業界は、この頃、高級化路線に入らなければ伸びきれないと思われていた。 道は“高級化にあり”ということで、贈りものに需要開拓の道を見出そうと考えた。

日本の贈りもの、特に中元・歳暮は、高級品の世界で利益も見込める。 しかもその大きな部分は食品だ。 そこで“贈りものの市場調査”をした。そのために「ギフトリサーチ」という月刊誌を4年間発行して状況を調べた。 そのことが、市場を活性化するためのラッピング協会の結成に至ったということになる。

漬物はもちろん、食品全体の、贈りものの需要の底上げにも良い結果を生んだものと思っている。 高級化にも影響はあったはずだ。

当誌の読者への一つのサービスとして進めたことが、ラッピングの世界を育て そこで働いている人達は、女性がほとんどだが 買い物の主力もこの女性たちであり、まわりまわって三方良し、ということになった。 世間にお役に立ちながら、当社もおかげさまで今日を迎えている。感謝感謝である。

株式会社食品研究社 社長 園田昭司

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