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食品界漫歩

フードリサーチ」2007年8月号より

贈りものの世界

二十数年前、当社は「ギフトリサーチ」という月刊専門誌を出していた。当時、編集部では“ギフト市場は6兆円”と推定していた。日経が当社の後を追って「日経ギフト」を出し、12兆円の市場という数字を発表していたが、実態とはかなり異なり、どうやら企業の“交際費”まで算入していたようだ。

矢野経済は「ギフト流通市場の展望と戦略」を昭和60年に発行しているが、それには7兆円台の数字が発表されている。

その後、市場規模と、その構成は多少変わってきているが、市場の構造に大きな変化はない。

当社はギフト包装のラッピングコーディネーターを養成するため「ラッピング協会」を設立し、以来20年。昨年末には、ラッピングコーディネーターの認定者が1万人を超えた。私も創立者として、ラッピング協会会長を務めているが、多くの人材を輩出できたことは大変嬉しく、そして有難いことだ。

さて、今度は「贈りもの協会」が新しく設立され、従来の経緯から、この方も「会長」役を務めることになった。これは、贈りものコーディネーターの認定事業のほかにも、大変広い範囲に関係してくる。

例えば「御先祖様などのお墓を光触媒加工でキレイに保つ」感謝と祈りの奉仕の贈りものとか、健康を保つためのコラーゲンなどを主成分とした健康食品の贈りもの等々、多方面にわたる事業が動き出している。

中元、歳暮のギフトも現代の行事としては大きなイベントであるが、チョコレート会社が盛り立てたバレンタインデーのイベント以外にも、花の業界やネクタイ業界が力を入れている「贈りもの」のイベントなど、協会の仕事は各方面に広がりをみせそうだ。

洋風のギフトも包み込んだ贈りものの世界をさらに盛り立てたい。

食品研究社 社長 園田 昭司

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