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食品界漫歩

フードリサーチ」2007年9月号より

高温と破綻の負の記録

8月は熱かった。74年ぶりの猛暑だった。8月16日、熊谷で40.9℃、岐阜の多治見でも40.9℃、各地で記録的な最高気温の更新となった。

最高気温の歴代上位記録をみると、今までは1933年7月25日山形40.8℃、1994年8月8日かつらぎ(和歌山)と8月4日天竜(静岡)で40.6℃、近くは2007年8月16日越谷(埼玉)40.4℃、2004年7月21日甲府40.4℃、2007年8月16日館林(群馬)40.3℃、そして同年8月16日美濃(岐阜)40.0℃など、今年は最高気温の歴代上位を8月だけで記録した。

この気温の異常な現象は、8月16日1日だけで全国で熱中症により12人の死亡者を出す負の記録をつくった。負の記録は、株価の大暴落と企業の「倒産」でも続いている。

本年6月までの全国企業倒産集計(帝国データバンク)によると、前年同期比16.6%を上回る5394件。負債総額1000万円以上の法的整理は05年上半期から増えはじめ、特に第3セクターの倒産は上半期としては過去最高。

最近の企業倒産は大きく3つのパターンに分けられる。①法令違反②原燃料高型③ベンチャー失敗型。

①は加ト吉の不正取引への関与が発覚したアーバンフーズ。②は軽油価格の急騰に耐えられなかったエーラインアマノ、そして③は内紛で複数の役員が辞任、休職したユビキタス.エクスチェンジがその好例とされている。

帝国データバンクでは、今年の下半期は「貸出金利上昇見込み、中小零細企業の倒産が一段と増える」とみている。

政治も経済もマイナス情報が多くなって、日本のこれからがどうなるのか。食品業界も関連業界も元気を出してもらいたいが、株価の大幅の下げは、更なるマイナスを生むか。

食品研究社 社長 園田 昭司

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