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「フードリサーチ」2008年2月号より
いま、再び注目、電通の「鬼十則」

ビジネスの原理原則を伝える教典ともいえる電通の吉田秀雄社長の「鬼十則」が、いま、混迷の社会で、バイブルとして多くの人々から頼りにされる時代になってきた。

電通とは、広告会社の電通である。広告の鬼といわれた故吉田社長の「鬼十則」に教えられ励まされた経営者や幹部社員達が、どのくらい多くいたか知ることはできないがこの「三〇九文字」に込められたメッセージが戦後の日本のビジネスマンに与えた大きな衝撃が、日本社会や業界をひっぱってきた功績は大きく、不滅のものである。

阪急の創業者である小林一三社長の求めに応じ、1954年1月25日付の手紙に同封されたものであるとされている。

一、仕事は自ら「創る」可きで、与えられる可きでない
二、仕事とは、先手先手と「働き掛け」て行くことで受身でやるものではない
三、「大きな仕事」と取り組め、小さな仕事は己れを小さくする
四、「難かしい仕事」を狙え、そして之を成し遂げる所に進歩がある
五、取り組んだら「放すな」殺されても放すな 目的完遂までは
六、周囲を「引き摺り廻せ」引き摺るのと引き摺られるのとでは永い間に天地のひらきが出来る
七、「計画」を持て 長期の計画を持って居れば忍耐と工夫とそして正しい努力と希望が生れる
八、「自信」を持て 自信がないから君の仕事には迫力も粘りもそして厚味すらがない
九、頭は常に「全回転」 八方に気を配って一分の隙もあってはならぬ サービスとはそのようなものだ
十、「摩擦を怖れるな」 摩擦は進歩の母 積極の肥料だ でないと君は卑屈未練になる。

食品研究社 社長 園田 昭司


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