不況が深刻さを増し続ける中で、食品業界においても、不適正表示に対する農林水産省の改善命令が相次いで出される事態が発生している。
実態のない販売者名で5年間漬け物を売る
本年2月6日、「お知らせ」として農林水産省のメールマガジンに「株式会社やまじょうにおける農産物漬物の不適正表示に対する措置について」と、「ヤマキ株式会社における削りぶしの不適正な格付の表示に対する改善命令について」が公示された。
また、「株式会社やまじょうにおける農産物漬物の不適正表示に対する措置について」という農林水産省のプレスリリース(2月6日付)によると「農産物漬物について、実態のない販売者を表示して製造・販売していたことを確認しました。このため本日(2月6日)株式会社やまじょうに対し、JAS法に基づく指示を行いました」、とある。
《農林水産省発表》近畿農政局は、平成21年1月7日から1月21日までの間、株式会社やまじょう(本社:滋賀県湖南市下田3335番地。以下「やまじょう」という。)に対し調査を行いました。この結果、農林水産省は、やまじょうが以下の行為を行っていたことを確認しました。(1)自社を表示責任者とする農産物漬物(商品名「やまじょうの千枚漬」等4商品)について、京都の漬物であるイメージを出すことにより販売促進を図るため、実態のない販売者「京洛やまじょう(代表者上西栄太郎)京都市山科区観修寺西栗栖野町211」を表示していたこと
(2)(1)の商品を、平成15年1月から平成20年12月までの間、一般消費者向けに約446t販売していたこと。
これに対して、農林水産省は、食品表示連絡会議を構成している公取、警察など各官庁と連携して厳正な対応をする意向だ。
やまじょうは、昭和23年設立。資本金4500万円、従業員110名。漬物専業だ。
食品研究社 社長 園田 昭司
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